山道を歩いていて

たとえば頂上目指して二人で山道を登るとしよう。
道が平坦な時は笑い話でもしながら愉快に一緒に歩く二人だったが、
急な坂道が続くと、無言になって、ひたすら歩き続けることとなる。
そのときに、二人の歩調があっていないと二人の間に距離が生まれる。
山道で離ればなれになっては危険だから、二人で登らなければいけない。
そんな時どうする?
前行く人が早くて置いていかれそうになったら?

声をかければいい。

前を歩く人は前しか見ていないことがある。
後ろを歩く人は前に向かって歩くとき、必ず前にあるく人を見続けることができる。
つまり、ふたりのペースや距離は、後ろを歩く人が決めることができるということだ。

前の人との距離が開いたことを嘆く前に、
距離を自分から縮めてみよう。