神のみぞ知ることというのは・・・

不運な事態からとても困難な状況に陥ってしまった関係は、形を変えて続けることで、もしかしたら以前より良い関係になったんじゃないかな?と思っている。
ただ、それはあるところで一線がひかれていることをお互いに意識せずにはいられない。
その先にはきっと甘美な果実が実っているわけで、線さえ超えればそれが容易にもぎ取って口にすることができる。
でもその線を超えた時、見える世界は一体どんな景色なんだろうか?
あの時から積み上げてきたものが、またガラガラと音を立てて崩れ、荒涼とした場面が色なく目に飛び込んでくるんではないだろうか?
そんな思いがある。
線をまたぐことはたやすい、しかしそれはとてつもなく大きな意味を持つことなんだと思う。
これまで踏み出さなかった一歩は、今はまだ踏み出す時ではないと背後から声がかけられている気がする。