削るということ

削るという言葉がなんとなくマイナス要素含んだ単語だったから、誤解されちゃったね。
受け取り用によっては確かにマイナスに聞こえるかもしれないけど、そうじゃないんだ。
「思いが募る」という言葉はよく聞くよね?
たとえば会いたくても会えない恋人の気持ちを表現するときに使う。
昨日話した三角のうちの、精神的な部分であれ、肉体的な部分であれ、うまくバランスがとれていれば、続けていくことができる。
たとえば、お互いが肉体的な部分に満足してしまったとする。
すると肉体的な部分はお互いがそぎ落ちるから、バランスをとるかのように精神的な要求もすこしそぎ落とされる。(自然に平衡を保つかのように)
会わない時間が続くと肉体的にも精神的にも欲求が高まってくるけど、今度は会えない。
そのかわり電話だったり、つぎの約束だったりすることで精神的欲求を満たして、バランスよく肉体的欲求を落ち着かせる。
ただし片方の人が、会わなきゃ気が済まない=肉体的欲求満たさなければ精神的欲求も収まらない、という場合には、もう片方の人がそれに応えてあげるか、応えられない時には不満が生じて喧嘩するなどのトラブルに発展する。
そんな場合には、そうなることを予見して、精神的欲求で我慢するならば、その肉体的欲求を意図的に削らなきゃいけないわけだ。
そんなとき削るのってつらいよね。
削りたくない気持ちを抑えることだからね。
でも、お互いが自然に無意識のうちに削ることができることができるならば、すごくいいバランスを取り続けることができると思う。
思いを募らせても、自然に削って収めてしまえる。
今うちらはそんな関係なんじゃないのかな?
時には我慢する(自分で削る)こともあるだろうけど、世の中のこういった関係の人たちの中では、上手にバランスをとりつつ関係を保ててるんじゃないかな?
(ひとりよがりな考えじゃないと信じたい)
そのことを言いたかったんだよ。
「いい関係」だと思うんだ